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DODより2019年発売予定の新作テントが発表されました。
カマボコ・タケノコ・チーズ・オクラ・キノコと続く、通称「おかずシリーズ」と言われるシリーズの最新作。
テント上部が穴だらけで、幕内で焚き火ができるようになっている冬キャンプと焚き火に特化した仕様のワンポールテント。
その名も「レンコンテント」の登場です。
RENKON TENT(レンコンテント/T3-600-TN)
出典:DOD
つい先日、ワンタッチ仕様でグランピング気分が簡単に味わえそうで、簡単設営可能な小型ベルテント「キノコテント」を発表したばかりのDODさん。
そのDODより、さらにさらに続いてポリコットン素材でワンポールタイプの新作テントが発表されました。
テントが穴だらけになるその姿は、まさしく蓮根そのもの!!
その名もストレートな名前の「レンコンテント」。
以前から、新作アイテムの背景にちょこちょこ写っていて気になっていた穴開きテントの全貌がようやく見えてきました。
相変わらず、まんまなネーミングセンスが個人的には好きです(笑)
なんだかこの形状、「アポロチョコ」にも見えてきました。
仕様
出典:DOD
カラー | タン |
サイズ | (約)W390×D390×H260cm |
収納時サイズ | (約)W68×D23×H23cm |
重さ | (約)12kg |
本体素材 | ポリコットン
(ポリエステル65%、綿35%) |
最低耐水圧 | 350mm |
最大収容人数 | 大人3人
※就寝だけであれば大人5人 |
付属品 | ペグ、キャリーバッグ |
特徴
出典:DOD
テント内で焚き火ができるように開発されたワンポールテントである「RENKON TENT(レンコンテント)」には、
- 燃えにくいポリコットン生地を採用
- 幕内で焚き火ができて煙も逃すレンコン窓
- 風を防ぎ暖かさを逃がさない仕様
といった、様々な特徴があります。
燃えにくい「ポリコットン生地」を採用した焚き火対応のテント
出典:DOD
テント内で焚き火をができるように開発されたワンポールテントだけあって、テントの素材には厚みのあるポリコットン生地を採用。
ポリコットンとは、ポリエステルとコットンの混紡生地で、その配合比率はポリエステル65%・綿35%となっています。
このポリコットン生地のメリットは、一般的なテント生地に使われているポリエステルやナイロンに比べて頑丈であり、火の粉があたっても穴が空きにくい素材であること。
また、ポリウレタンのコーティングはしていないので加水分解する心配もないそうです。
ちなみに加水分解とは、一般的なタープに多い、ポリウレタン(PU)加工という防水加工された生地が水分によってベタつき等の劣化を進行させることをいいます。
そのまま劣化が進んでいくと防水加工が剥がれ落ち、雨漏りなどの症状が現れますが、そういった劣化の心配が少ないということですね。
とはいえ、ポリコットンはポリエステルやナイロンなどよりも重く、使用後はきちんと乾燥させないと夜露や雨などでカビが発生してダメになってしまうこともあります。
メリットがある反面デメリットも大きいので、あまり初心者向けの素材ではないとも言われています。
幕内で焚き火ができて煙も逃すレンコン窓
出典:DOD
レンコンテントの姿を上空から見てみると、8箇所も穴が開いていてまさしく『蓮根!!』と言わんばかりの形状ですね。
特に意味はありませんが、本物の蓮根と比べてみると穴の開き具合がそっくりです(笑)
出典:DOD
そしてこのレンコンテントは、冬キャンプでの焚き火に特化したワンポールテント。
季節問わずにキャンプで焚き火を楽しむことはよくありますが、寒い時期に焚き火で暖をとる際に、周囲に風除けも何もない場所で焚き火をすると、身体の前しか暖かくならないんですよね。
そして火の粉の影響を受けないように、テントやタープからは少し離れた場所で焚き火します。
そうなると、背中や側面って結構寒い!!
しかしこの「レンコンテント」は、珍しくテント内で焚き火をすることを目的としているワンポールテント。
テント内で焚き火OKとするって。。。なかなかに攻めているアイテムだと感じます。
当然テント内で焚き火をすれば、煙はあっという間に充満し、一酸化炭素中毒になってしまう恐れもあります。
その為、この「レンコンテント」上部に360°ぐるっと配置された「大きな穴」、もとい「大きな窓」があることによって、幕内で焚き火をしても煙の籠もりを防ぎ、外に排出することができるような造りになっています。
上部から焚き火の煙を逃がしつつ、温かい空気は幕内で身体の周辺から逃げにくいような設計となっているのが、この「レンコンテント」なんです。
温かさを逃さない絶妙な高さのウォール生地
出典:DOD
焚き火って楽しいし暖かいし、パチパチ燃える炎を見ているだけで、なんとなく無心になれるんですよね。。。
ただ!!前述のように、焚き火中でも体の前面は暖かくて後ろや側面は結構寒い。
我が家の初冬キャンプでも焚き火はしましたが、すぐに寒くなったので早々にテント内に引きこもっちゃいました。
その後ろや側面の寒さを解消できるように、「レンコンテント」内部壁面のウォール生地は、焚き火前に座った時に頭部分は煙たさを感じにくく、身体部分は暖かさを感じるような絶妙な高さに設計しているそうです。
レンコンの穴のような煙の排出用窓は、ワンポールテント壁面上部に設置してあるので、壁面ウォール生地が風除けの役割も果たしてくれます。
また、そのウォール生地がファイヤーリフレクター(反射板)としての機能も兼ね備えているので、より焚き火の暖かさを感じやすいような仕組みになっています。
ただ、立ってしまうと煙に燻されつつ窓からの風と寒さも感じてしまうでしょうから、ロースタイルでの焚き火がよさそうですよね。
画像では、同じく焚き火に特化した「タキビチェア」を利用しているようなので、このくらいの高さがちょうどいいかもしれません。
開放感抜群の「ダブルドア」と調節可能な開閉窓
出典:DOD
ワンポールテントのデメリットとして、なかなか開放感が得られないといった点があります。
先日紹介した、ゼインアーツの「ギギ1」や「ゼクーM」は、ワンポールテントながらもフルオープン可能なパネルを採用し、風通しがよくなる仕組みになっていました。
そしてこのレンコンテントも、大きく開くドアが前後に2ヶ所ずつ(合計4ヶ所)設置してあるので、タープやシェルターとして利用しても風通しが良くなり開放感が得られます。
そもそも、テント内での焚き火を目的としているテントなので、空気の循環機能が高くないと一酸化炭素中毒の危険性があり危ないですもんね。
出典:DOD
また、このテントの最大の特徴であるレンコンのように配置されいている上部の窓は、全てダブルファスナー構造となっています。
この構造により、気温や換気の必要性などに応じて、開閉する部分や長さを好きなように調整することができます。
ただ、見ての通りメッシュ窓にはならないようです。
もし火の粉が飛んで燃え移ったら大変ですから、メッシュ窓の設置はやめているんだと思います。
スカート生地ですきま風の浸入を軽減
出典:DOD
冬キャンプといえば、少しでも風の浸入を防ぎたいところです。
このレンコンテントには、テント下部にしっかりとスカート生地が付いているので、テント生地の下からのすきま風の浸入を軽減してくれます。
このスカートって、冬キャンプには重要ですよね。
スノーピークの『エントリー2ルーム エルフィールド』にもスカートはありますが、なぜかインナーテント側にはついてないんです。
寝るときの隙間風は寒いですよね。。。
広い幕内スペースを確保
出典:DOD
幕内でゆったりとした焚き火スペースを確保できるように、大人5人程度が寝ることのできるような面積をになっています。
仕様にあるように、外寸幅は最大390㎝。
ただし、幕内で焚き火をすると就寝スペースは狭くなるため、収容可能人数は3人の設定となっています。
ただ、焚き火スペースを確保せずにワンポールテントとして利用する際は、最大5人が寝られるようになっているそうですが、5人はちょっと狭そうですね
荷物スペースなども考えると、3〜4人での使用が良さそうです。
価格・発売日
税込39800円
2019年1月中旬以降発売予定
まとめ
出典:DOD
いかがでしたか??
先日発表された焚火に強いコットン製シュラフである『ジャケシュラ』&『ポンシュラ』と同様に焚き火に特化したアイテムですね。
ただ、幕内で焚き火をする為の特化型テントなので、グランドシートの付属はないようです。
推奨されている使い方ではなく自己責任ですが、上部のレンコン穴を利用し、薪ストーブの煙突をだして使うこともできそうな感じがします。
そして、いくらポリコットン素材で燃えにくいとはいえ、あまり大きな炎での焚き火は危ないと思います。
さらには前述のように、テント内での閉塞されて空間で焚き火をすると、一酸化炭素中毒になってしまう危険性も十分にある為、注意書きにもあるように窓や出入り口を開放し十分に換気しながら使う必要があります。
焚き火をしてもよいテントとは言いつつも、使い方を間違ってしまうと重大事故に繋がる可能性もあります。
炎が大きくなり過ぎないように注意したり、風の強い場合はそもそも焚き火をしないようにするなど、キャンプシーンにあわせた使い方をする必要がありますよね。
使用上の注意を守り、楽しく焚き火したいものですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。