ども、のざる( @camp_bata)です。
2020年、かなり話題になったイージス防水防寒ダウンジャケット。
2021年モデルではアンバサダーさんの開発協力を得て、機能はそのままにデザインをリニューアル!
ますますお洒落になって登場しました。
今回は「【イージスダウンジャケット レビュー】耐水圧2万! 透湿度5千! ワークマン最強ダウンジャケットがめちゃくちゃお洒落なディテールで5,800円」について書いていきます。
AEGIS イージスダウンジャケット
2020年に初登場した防水防寒ダウンジャケットは、「防水」をキーワードにしたブランドであるイージスの製品なだけあって、防水性能は抜群です。
しかも耐水圧10,000mm、透湿度5,000g/㎡/24hというハイスペックなうえに、中わたには天然ダウンがたっぷり入っており防寒性能も抜群です。
2021年モデルでは、お値段据え置きながらも耐水圧20,000mmにスペックアップ。
スペックアップだけでなく、ディテールやデザインなどをリニューアル。
ファッションアナリストさんとの共同開発品なだけあって、ワークマンバレしないようなシンプルでお洒落なデザインに仕上がっています。
ではまず、仕様から見ていきましょう。
仕様
品番 | H290A |
カラー | ブラック・ベージュ・オリーブ・ブラック×イエロー |
素材 | 表地:ナイロン100% 中わた:ダウン75%・フェザー25% 袖・フード中わた部分:ポリエステル100% 裏地:ポリエステル100% |
スペック | 耐水圧20,000mm 透湿度5,000g/㎡/24h |
サイズ | S | M | L | LL | 3L |
---|---|---|---|---|---|
対応身長 | 155~165 | 165~175 | 175~185 | 175~185 | 175~185 |
対応胸囲 | 80~88 | 88~96 | 96~104 | 104~112 | 108~116 |
胸囲 | 112 | 116 | 120 | 124 | 128 |
身丈 | 72 | 74 | 76 | 78 | 80 |
肩幅 | 50 | 52 | 54 | 56 | 58 |
袖丈 | 61 | 62 | 63 | 64 | 65 |
カラー
ブラック・ベージュ・オリーブ・ブラック×イエロー
発売日
10月中旬~
価格
税込5,800円
ディテール
一番の大きな特徴として感じたのは、このシンプルさです。
ワークマンウェアは作業着から派生しているので、大きなロゴがリフレクターになっていたり、目立つカラーリングだったりするものが多いのですが、このジャケットはとにかくシンプルなデザイン。
写真でどこまで伝わるか分かりませんが、誰でも似合う、どんな服でも合わせやすいようなデザインになっていると思います。
裾が、背中がでにくいサイクルカットになっているのもポイントです。
フロント部分はボタンで留める仕様で、アゴが隠れるくらいまでしっかりと上まで締めることができます。
全体的にアウトドアジャケットっぽくて、個人的に大好物です。
内側は水の侵入を防ぎやすくするため、ファスナーつきの2重構造。
フードには、絞りを調節するアジャスター付き。
フード裏側にもアジャスター付きなので、フィット感の調節が簡単です。
表面は、ナイロンタッサーという素材が使われています。
防水ジャケットというとツルッとした感じが多い中で、このナイロンタッサーの質感がすごくいいんです。
マットで自然な風合いで、シワ感があるので普段使いにピッタリです。
フロント左右には、大きなハの字型ポケットを配置。
バックスタイルを見てみても、本当にシンプルなデザインです。
袖の絞りはマジックテープで調節します。
気になる内側はこんな感じ。
中わたの素材はダウン75%・フェザー25%でボリューム感があります。
裾にもアジャスターがついており、絞りを調節できますが、片側にしかついていません。
着用感
身長177cm、体重70キロ、決して細くなく体脂肪多めで太い自分がLサイズを着るとこんな感じです。
いつもはブラックをチョイスしがちですが、今回はベージュにしてみました。
顎までしっかりと上がるフロントジップ。首周りは少し狭く、絞ってある印象です。
冷気の侵入を防ぎやすくなりますが、首回りがキツイと感じる方もいるかもしれません。
インナーはTシャツのみですが、少しゆとりがあります。インナーダウンやパーカーを着ると、ちょうど良いサイズ感。
生地に伸縮性はないものの、柔らかい素材で動きにくいことはなくストレスフリーでした。
ダウンジャケットでボリューム感がありそうですが、意外とスリムなシルエット。着ぶくれするような感じもせず、コーデしやすいデザインです。
少し太めのシェフパンツを合わせても問題なし。
スエットパンツと組み合わせてみても違和感は感じませんでした。
フロントにボタンが追加されましたので、ファスナーを閉めずにボタンだけ軽く留めてもよいですね。
中を換気しやすく、体温調節しやすくなっています。
エアロストレッチウオームクライミングパンツと組み合わせてみてもイイ感じです。
フードのかぶり具合は、少し小さめに感じました(頭がデカイというのもありますが...)。
せっかくの防水防寒ジャケットなので、この部分はもっと大きくても良かったかもしれません。
特徴
イージスダウンジャケットには、こんな特徴があります。
では、それぞれを見ていきましょう。
イージスの防水性はやっぱりスゴイ
まずご存じの通り、このダウンジャケットはワークマンのイージスブランドです。
さらに、表面の生地には「DiALiGHT®」が採用されており、撥水性も抜群です。
過酷ファッションショーでも、土屋アンナさんがこのダウンジャケットを着て嵐の中をランウェイしていました。
大雨の中でも耐えうるような仕様で、イージスの防水性能をいかんなく発揮。
雨の中濡れても問題なし。
遠慮なくジャバジャバと水をかけてもなんのそのです。
生地表面にも染みこんでいる様子もなく、「水かかったの?」っていうくらい平気。
冬キャンプで雨が降ると、平地でも凍えます。
冬場の雨の中、防水防寒対策はこれでばっちりです。
天然ダウン素材で防寒性は間違いナシ
中わたはダウン75%・フェザー25%。ボリュームあるジャケットなのに、着心地は見た目よりもずっと軽いです。
触ってみると、モコモコふわふわ。
さらに、首の後ろあたりにはフリース素材が配置されています。
襟のように立っているのもポイントです。
保温性の高いダウンジャケットとはいえ、着た瞬間、内側はひんやり感じませんか?
この仕様で、首の後ろのひんやりさを軽減してく、防寒性と肌触りの良さアップしています。
ただ心配なのは、埃がつきやすそう・・・ということです。
中わたは腕の先までしっかりと入っていてかなり暖かいです。
袖をしっかり絞れば、冷気も遮断し水も入りにくくなります。
フード部分にも中わたがギッシリ。頭も寒さから守ってくれます。
防寒性が高く蒸れにくい仕様。
しかし透湿度が高いとはいえ、全く蒸れないわけではありません。
特に室内は汗をかいてしまうほどなので、蒸れて内側に結露が発生してしまいがちです。
時々開けて、適度に換気をした方が良いと思います。
サコッシュ不要のポケット類
フロントの左右には、大きなハの字型のポケットが配置されています。
開けてみると、中はこんな感じです。
かなり大きなポケットなので、財布やタオルなどはもちろん、小さな水筒も入っちゃいます。
内側も肌触りの良い素材なので、ハンドウオーマーとしても使えそうです。
内側には、大型のメッシュポケットが左右についています。
手のひらがすっぽりと入るほどの大きさです。
パンとコーヒーくらいは余裕です。
軽いものなら、大きくても十分に収納可能。
さらに、背面右裾部分にも怪しげなスリットを発見。
実はこの部分、大きな隠しポケットがついているんです。
ここファスナーで開閉可能。
まさかこんなところにポケットがついているとは思いませんでした。
腕を入れてみると、かなり大きなポケットだとわかります。
500mlのペットボトルが2本は余裕ではいりました。
手を後ろに伸ばすとこんな感じで、サイクルウェアの背面ポケットのような感じ。
これだけのポケットがあればサコッシュ不要。貴重品も濡れることもなく、お出かけできちゃいます。
ロゴがない!!
細かく見てみましたが、ワークマンあるあるの目立つロゴがありません。
目立たない程度に配置されているわけでもなく、一切ロゴがないんです。
いつもなら背面や端っこの方にロゴがついているんですが、そういうのは一切なし。
アンバサダーさんの意向を反映し、徹底的にシンプルデザインに仕上がっています。
イージスダウンジャケットの注意ポイント
個人的には高評価のイージスダウンジャケットですが、購入前には注意しておきたいポイントがあります。
洗濯できるダウンジャケットも非常に有名ですが、イージスダウンジャケットは洗濯できません。
汚れた場合は、石けん水か中性洗剤を使用しつつ手洗いする必要があります。
また、生地に伸縮性はありません。あまりピッタリサイズを選ぶと、インナーに厚手のモノを選ぶと動きにくくなります。
さらにキャンパーが大好きな難燃素材ではないので、火の粉には注意が必要です。
とはいえ、このスペックと着回ししやすいデザインが税込5,800円というお値段を踏まえると、デメリットとは捉えていません。
これを上回るメリットがたくさんあると思っています。
ワークマンはアウトドア目線で開発されているアイテムが多くなっていますので、同等機能のウェアではないことを理解したうえでヘビロテしましょう。
自分もキャンプに着ていくでしょうが、焚火などの時は違うジャケットを着るか、上からヤッケを被るなどするつもりです。
ワークマンの中では高価格帯でしょうが、アウトドアブランド品に見劣りしない機能性を考えると破格でしょう。
税込5,800円は安いの?
耐水圧20,000㎜は、登山用のレインウェアを選ぶ場合の最低限の目安となります。耐水圧が高いほど防水性が高くなります。
耐水圧50,000㎜というものもありますが、お値段は数万円します。耐水圧20,000㎜でも1万円以上するものばかり。
そう考えれば、税込み5,800円は破格でしょう。
ただし耐水圧の面で見れば破格でも、透湿度は5,000g/㎡/24hです。アウトドアブランドものだと、10,000g/㎡/24h以上のものが多く、登山用のレインウェアの目安です。
過酷なアウトドアシーンではなくデイリーユースでの使用を想定されていると思われるジャケットなので、そこまでハイスペックにこだわる必要もないのかなと感じます。もし透湿度もアップさせていれば、ダウンを使用していることもあり、お値段はもう少し高くなったかもしれません。
とにかく蒸れにくいレインジャケットが欲しい!というのであれば、耐水圧20,000㎜・透湿度25,000g/㎡/24hを誇るINAREM(イナレム)ストレッチレインスーツという選択肢もあります。
防寒性はないものの、上下セットで税込4,900円は、これこそ破格ではないでしょうか。
あとがき
本記事は「【イージスダウンジャケット レビュー】耐水圧2万! 透湿度5千! ワークマン最強ダウンジャケットがめちゃくちゃお洒落なディテールで5,800円」について書いてきました。
これだけの防寒性なら、インナーは薄着でもよさそう。薄着のモノを組み合わせて、調節しやすい服装にできそうです。
ただ、蒸れた時に汗冷えしそうなので、インナーは速乾性のあるものをチョイスするといいかもしれませんね。
お店でチェックしてもらいたい、のざる( @camp_bata)でした。