ども、のざるです。
今までいくつかポータブル電源を扱ってきましたが、今回ご紹介するのは、片手で掴めるコンパクトサイズのポータブル電源です。
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片手で持てるコンパクトサイズ
卓上にポンと置いておいてもあまり邪魔にならないサイズ感。
スマホやゲーム機をサクッと充電できるので、使ってみると我が家にとってはかなり重宝しています。
今回は「【EENOUR P200】片手で楽ラク持ち運べる卓上サイズのコンパクトポータブル電源実機レビュー! スマホ・ゲーム機の充電にピッタリな使い勝手」について書いていきます。
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卓上サイズポータブル電源「P200」 / EENOUR
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2022年2月16日発売 EENOURポータブル電源 P200
今回ご紹介するのは、2022年2月16日より発売となったEENOURポータブル電源「P200」。
200Wh/54,000mAhと大容量ではないものの、本体の重さは約1.8kgと非常にコンパクト。
キャンプはもちろん公園などのちょっとしたお出かけにも気軽に持ち出せるサイズ感。
LEDパネルも配置されており防災用品としても使用できる小型のポータブル電源となっています。
まずは仕様から確認しておきましょう。
仕様
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P200仕様 説明書より抜粋
同梱品
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充電ケーブルなど付属品は豊富
- P200本体
- 説明書
- ACアダプター
- USB-C Type-C C to C typecケーブル
- シガーライターケーブル
- シガーライターメスソケットケーブル
参考価格
税込25,980円
ディテール
前述のように片手で掴めるコンパクトなポータブル電源、各方面のディテールからチェックしていきましょう。
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本体正面 各種ボタンやソケットが集約されている
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側面部分は冷却ファン
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反対側面部分も同様に冷却ファン
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背面には大型のLEDパネル
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持ち手幅は広く持ちやすい
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底面は仕様と滑り止め
コンパクトでシンプルなディテールのポータブル電源。
ライトを装備したポータブル電源はたくさんありますが、背面に大型LEDパネルを装備しているのがちょっと特徴的ですね。
上面ハンドルの直下にあるくぼみは、決して広くはありませんが小物置きとして活用できます。
ケーブルを丸めて置いておくのにちょうどいいくらい。
底面に配置されているラバー製の滑り止めは、グリップ力も高いですね。
コンパクトながらも、正面には豊富な出力ポートを配置。
本体は小さくとも、液晶部分は大きく文字がハッキリと見やすいのもいいですね。
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P200 / 特徴
実機を触ってみて感じた、P200の特徴は以下の通り。
では、それぞれをご紹介していきます。
単行本サイズ幅におさまるコンパクトさ
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ー第一印象は「小さい!」ー
楽々と持ち上げられるサイズ・重さなのが印象的です。
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700Wポータブル電源と並べてみる
我が家で使っている『Jackery(ジャクリ) ポータブル電源700』や『Togo POWER ポータブル電源 650』も女性が片手で持ち運べるコンパクトサイズなポータブル電源ですが、それよりも断然小さい。
本体外形のサイズは、約18×13×13cmとかなりコンパクト。
数字で見るよりも画像で見てもらったほうが分かりやすいかもしれないですね。
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コミック単行本とiPhone6Sと並べてみる
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iPhoneより少し幅は大きく、コミックよりも高さは低い
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単行本サイズのスペースにおさまるサイズ感
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Nintendo Switchライトのほうが少し幅が大きい
持ち手となるハンドルも掴みやすく、約1.8kgなので持ち運びは楽ラク。
小さい充電器は「モバイルバッテリー」というイメージがあり、これだけ小さくても電源として活躍してくれるというのは初体験でした。
コンパクトだけどポートの種類が豊富
コンパクトサイズですけど、本体正面のポート類は豊富。
搭載している給電ポートは全部で7か所。全て正面に集約されています。
- AC出力(2口):100V~120V 50Hz/60Hz 修正正弦波
- USB-A出力(2口):5V/2A
- Type-C入出力(1口):5V/2A 9V(12V 15V 20V)/3A(最大60W)
- Type-C出力(1口):5V(9V)/2A 12V/1.5A(最大18W)
- DC出力(1口):12V/10A (最大120W)
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USB-A出力2口とType-C出力が2口
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上部のType-C出力は最大60Wの入力にも対応している
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我が家でよく使うガジェットにも十分に給電できる
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AC出力(2口)は100V~120Vに対応し、50Hz/60Hz(修正正弦波)切り替えも可能
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DC出力ポートは1口搭載
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シガーライターケーブルとシガーライターメスソケットケーブルを組み合わせて使用することもできる
AC機器や車載用品にも対応しているので、出力の範囲内なら様々な機器に給電することができますね。
卓上で使いやすいポータブル電源
我が家では災害時にすぐ使えるよう、リビング隅のカウンターにポータブル電源を常設しています。普段はスマホなどの充電に使ったりして、時々本体を充電。
家族が座って過ごすリビングテーブル(我が家はコタツ)まわりはコンセントの位置が悪いんですよね。
なので、テーブル上でスマホやゲーム機を充電したいとなると、このポータブル電源を置くとなると邪魔。
わざわざ延長コードを引っ張ってきたりして、少々ゴチャついていました。
しかしこのP200なら、卓上に設置してもあまり邪魔にならないサイズ感。
パソコン作業の横に置いても圧迫感なし。
「ちょっと充電しながらスマホ使いたいなあ~」なんて時にもサクっと準備・接続できて使いやすいというのが印象的です。
充電しやすいスッキリしたACアダプター
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画像はJackery(ジャクリ) ポータブル電源700のACアダプター
ポータブル電源の充電用ACアダプターといえば、ちょっと大きくて邪魔になりがち。
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P200の充電アダプター
P200の充電アダプターは小さめでスッキリしています。
アダプターがスッキリしているので、床に置いて本体を充電してもあまり邪魔になりません。
ACアダプタでの充電は30W、約6~7時間でフルになる仕様です。
双方向急速充電機能で充電速度がアップ
本体の充電方法としてはACアダプター・シガーソケット・ソーラーパネルを介した方法がありますが、P200には双方向急速充電機能というものがあります。
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EENOUR PD 急速充電器 100W
これはACアダプタ(30W・約6~7時間)とPD充電(60W・約3~4時間)を併用するデュアル充電を行えば約2~3時間でフルになるという仕組み。
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PD充電器とACアダプタを併用すれば、充電速度が大幅に向上する
P200はUSBCのType-CポートがPD充電最大60W入力に対応しており、USBケーブルを使っても充電ができるんです。
PD充電のみ場合は60W・約3~4時間ほどでフルになる仕様。
普段からよく使っているUSB Type-Cケーブルだけでも充電できるというのは嬉しいですね。
いちいちACアダプターを用意する手間が省けます。
また、本体充電中でも冷却ファンは回らなかったので、夜間でも静かに充電できます。
また、ソーラーパネルを通しても充電できますから、あわせて持っておくと便利でしょう。
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周波数の切り替え可能、低出力の家電なら使える
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AC出力を使う際はW数に注意
最大200Wまでの家電製品ならAC出力で使用可能です。試しに出力65Wのミシンを接続して使ってみましたが、問題なく動作しました。
冷却ファンはAC出力オンにした際に少し回りましたが、それ以外ほとんど動作しません。
200W以下で使えそうなのは、扇風機・電気毛布・ノートパソコン・ミキサーなどが挙げられます。
P200の用途については後述しますが、この容量で高出力の家電製品を長時間使えません。P200ひとつでいろいろ賄うのは無理でしょう。
参考までに、AC出力ボタンをダブルクリックすると、周波数50Hz/60Hzが切り替えられます。
接続する家電製品の周波数を確認して、適宜設定してください。
P200 / 実機使用感
実機を使用してみて感じた個人的感想を紹介していきます。
電源ボタンは長押しする必要がある
電源ボタンは2~3秒間長押ししないとON/OFFになりません。
同様に、AC出力・DC出力ボタンも長押しでON/OFFとなります。
ただしUSBポートについては長押しの必要がなく、押すだけでON/OFFが可能。UCBC1ポートに限っては、機器と接続するだけでONになります。
誤作動防止の為だと思いますが、この長押しはちょっと不便だなと感じました。
大容量ではないので用途は限られる
本体は200Wh/54000mAhと、決して大容量ではありません。
キャンプでのポータブル電源の主な用途は、電気毛布や扇風機などの電化製品。200Whの容量ではあっという間に使い切ってしまいます。
ですので、個人的にP200は小容量のガジェット類(スマホやゲーム機)向けの電源として活用するのが良いと感じました。
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メインにはならないが小物の充電には十分使える
例えば、電気毛布などの家電は大容量ポータブル電源をテント内に常設して使い、スマホなど小容量のガジェットには、持ち運び・移動しやすいP200を使う。
サイズもコンパクトなので、ちょっとしたお出かけの時に持って行くのもアリですね。ザックにも入る大きさなので、車内で使ったり、公園で使ったり。
モバイルバッテリーよりは大容量で、家族分のガジェットを充電するには必要十分です。
液晶ディスプレイには最低限の情報しか表示されない
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P200液晶表示について 説明書より抜粋
コンパクトボディながらも見やすい液晶ディスプレイですが、表示される情報は決して多くはありません。
例えば、フル充電までの残り時間、出力・入力W数、残り使用可能時間といった詳細情報は表示されず、バッテリー残量のみが大きく表示されます。
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AC出力を使う際はW数に注意が必要
本体にはバッテリーマネージメントシステム(BMSシステム)が搭載され、電圧や温度を適切に管理することで高温・過熱・過電などから電池を保護してくれる仕組みがあります。
とはいえ、定格出力は最大200W。出力W数の表示がないので、給電する機器の合計W数を確認して使う必要があるので注意が必要です。
手持ちライトとしても活躍してくれる大型LEDパネル
本体背面に設置されている大型のLEDパネル。本体が持ちやすいサイズ・重さということもあり、手持ちライトとしても十分使えるのが気に入りました。
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ライトは弱→中→強→SOSの順に切り替わる
LEDパネル上部のボタンを長押することで点灯。
その後ボタンを押すことで明るさが切り替わっていきます。
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次女の手元を照らしてもらいました
「ちょっと手元が暗いなあ~」なんて時の灯りとしても活躍。
防災用として、手の届く位置に置いておくとイイんじゃないでしょうか。
シンプルなポータブル電源としては十分アリ
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コンパクトで場所を取らず、シンプル使いに向いている
いろいろ使ってみて「少々不便かな?」と感じる点はあったものの、総じて使いやすいポータブル電源だったと思います。
個人的には、前述のようにガジェットへの充電・給電という用途に絞れば、かなり高評価。
コンパクトなサイズ感・USBポートが多い・本体への充電もUSBケーブルで可能・細かい設定不要で接続すればすぐに使えるシンプルさというのが魅力的でした。
ポータブル電源といえば、家電を使えるような大容量のものというイメージがあります。
しかしスマホなどのガジェット類に対して使うと考えれば、モバイルバッテリーよりは大容量・コンパクトかつシンプル・ちょうどいい容量のポータブル電源という位置づけができたのかなと思います。
あとがき
本記事は「【EENOUR P200】片手で楽ラク持ち運べる卓上サイズのコンパクトポータブル電源実機レビュー! スマホ・ゲーム機の充電にピッタリな使い勝手」について書いてきました。
小さめなポータブル電源選びの参考にしてほしい、ども、のざるでした。
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