ども、のざるです。
2020年秋発売当初、TVなど多数のメディアでたくさん紹介されまくっていて、売れに売れて全く買うことのできなかったワークマンのダウンジャケット、知っていますか?
それが「REPAIR-TECH(R)(リペアテック)洗えるフュージョンダウンフーディー」
名前が長い!
この価格でこの機能性はかなりの良コスパですが、残念点もそこそこあったりして。
今回は「REPAIR-TECH(R)(リペアテック)洗えるフュージョンダウンフーディー レビュー | 使って感じる6つの残念ポイントは? ワークマンの洗えるダウンは税込3,900円! 軽くて暖かい買って損ナシ??」について書いていきます。
REPAIR-TECH(R)(リペアテック)洗えるフュージョンダウンフーディー | ワークマン
2020年発売当初は、ブラック・カーディナルレッド・ダークイエローと3色展開。
売り切れ続出の人気商品。発売後2か月ほどして、無難なブラックをLLサイズで購入できました。
2021年は、好みのカーキカラーをLサイズで追加購入。
2022年現在では、在庫も豊富で、様々なカラーが展開され、より選びやすくなっているので良いですね。
まずは仕様から見ていきましょう。
仕様
品番 | HD002B |
サイズ | S/M/L/LL/3L/4L |
重さ | 約800g(Lサイズ) |
素材 | 表:ナイロン90%・ポリウレタン10% 中わた:ダウン45%・ポリエステル40%・アクリル10%・フェザー5% フード部分中わた:ポリエステル100% 裏:ポリエステル100% |
ポイント | ウォッシャブル ストレッチ 軽量 吸湿発熱 保温 |
サイズ | S | M | L | LL | 3L | 4L |
---|---|---|---|---|---|---|
対応身長 | 155~165 | 165~175 | 175~185 | 175~185 | 175~185 | 175~185 |
対応胸囲 | 80~88 | 88~96 | 96~104 | 104~112 | 108~116 | 112~120 |
着丈 | 66 | 68 | 70 | 72 | 74 | 76 |
胸囲 | 116 | 120 | 124 | 128 | 132 | 136 |
肩幅 | 46 | 47.5 | 49 | 50.5 | 52 | 53.5 |
袖丈 | 62 | 63 | 64 | 65 | 66 | 67 |
カラー
ブラック、ライトベージュ、ブルーグレー、カーキグリーン
マスタードイエロー、カーティナルレッド、アーバンネイビー、トープブラウン
価格
税込3,900円
ディテール
見つけた店舗ではカーディナルレッド・ダークイエローは在庫がありましたが、ブラックはこの1着のみ。
どのウェアでもそうですが、特にブラックは在庫切れが多い。たまたま見つけられたのは運が良かったです。
前面・背面ともに非常にシンプル。徹底してシンプル化が図られています。
Field Coreブランドですが、よくある「リフレクターにもなるField Coreのロゴ」はどこにもついていません。
これがワークマンウェアだとはわからないと思います。
装飾もなくゴツさもない、良い意味でワークマンらしからぬシンプルデザイン。ファッションアナリストのアンバサダーさんが監修しただけありますね。
どんな服でも合わせやすそうな究極シンプルデザイン。
最先端でデザイン性がめちゃめちゃ高くてお洒落! とまでは言えませんが、服を選ばずタウンユースでもバッチリ着られます。
表生地は光沢感はなく、マットな感じ。個人的には好みです。触ってみると少しザラっとしている印象。
生地はちょっと薄めかな? でも、すぐに破れそうというほどではありません。
ライトダウンの感覚で使えば気にならないかと。
裾の両側2か所にはドローコードがあるので、絞れば少しスッキリ着れそうです。
全体的に究極シンプルデザインですが、フロントジッパーの持ち手先端にはField Coreロゴマークがついています。でもほとんど目立たないレベル。
持ち手がラバー素材になっているので、とてもい掴みやすいです。手袋をしていても問題なく掴めます。
また、ロゴマークは少し浮き出ているので指が引っかかりやすくなっているのも特徴です。
袖部分にはリブが仕込んであり、冷気の侵入を和らげてくれる役割を果たしてくれます。
さらに防寒手袋で覆えば完璧ですね。
一般的なジャケットに比べて、フードは大きめに設計されています。
ヘルメットの上からでもかぶれるような設計だそうです。
ドローコードも配置されているので、かぶって絞れば頭も防寒できます。
大きめのフードは、見た目にもなんだかいい感じ。
フージョンダウンフーディー / レビュー
様々紹介されているので今更説明するまでもないでしょうが、こんな特徴があります。
では詳しく見ていきましょう。
REPAIR-TECH(リペアテック)を採用
メディアでもたくさん紹介されていますが、針穴が空いても自己修復する生地REPAIR-TECH(リペアテック)が採用されています。
実際に針を刺してみました。修復されるから大丈夫と言われていても勇気がいるので、目立たない箇所で試してみます。
針穴部分を指で軽くこすってもんだら、穴はなくなりました。
と言っても、写真じゃ全く分かりづらい・・・。
生地に穴が空くとダウンが吹き出てきたり、中の空気が抜けてふんわり感も減って保温性も下がってしまいます。
気づかない間に穴が空いてた! なんてありがちです。
さすがに大きな穴は修復不可のようですが、これはすごい機能ですね。
フュージョンダウンを採用
中綿には、天然ダウン45%フェザー5%+吸湿発熱わた50%のフュージョンダウンを使っています。
税込3,900円でダウンを45%採用しているのはコスパがよいのではないでしょうか。
ダウンの保温力と、吸湿発熱わたの発熱性で保温性を高める効果が期待できます。
触った感じはフカフカしていて、厚みもあります。ただ、みっちりと詰まっているといった感じがなく、ちょっとダウンの量は少ないのかなという印象。
まあこれを着て極寒のキャンプ場や登山などに行くわけではないので、タウンユース仕様としては必要十分かと思います。
手洗いできる
中綿には化学繊維の綿が入っています。その為、天然ダウンを使っているけど、家庭で洗濯ができるようになっています。
もちろん一般的なダウンも洗濯はできますが、ダウン専用の洗剤を使ったり、洗い方の知識が必要です。
それに比べれば、より手軽に洗濯しやすくなっているようです。
まだ手洗いは試していませんが、汚れ始めたらやってみようかなと。
裏地はブラックアルミ仕様で保温性を高める
ジャケット裏地はブラックアルミ仕様になっています。
ワークマンジャケットではシルバープリントが多いんですが、このギラギラ感が苦手という方も多いようです。
ダウンフーディーのブラックアルミは、見た目もかっこよくていいですね。
外からの赤外線・紫外線を内側のブラックアルミへ取り入れて発熱させる仕組みだそうです。その為に表生地が薄めなのかもしれません。
さらにブラックアルミは、通常のシルバープリンよりもト1.5倍の保温性があるアイテムなんだそうです。
ブラックアルミは背中側にのみの配置です。歩いていると背中側がとてもぽかぽかになってきます。
ただ、表生地には防風性能もあるので、前面側が寒いということはありませんよ。
暖かいんですけど、着た瞬間にめちゃくちゃ暖かいというものでもないので過度な期待は禁物です。
豊富なポケット収納
フロントポケットは、両サイドに2箇所。フロントジッパーと同様に止水ジッパーになっています。
ちょっと高めの位置に設置。
財布や小物、ランチパックも十分おさまるほどの大きさです。
そして隠しポケットが両サイド下部についています。隠されすぎてて、ぱっと見気づきません。
持ち手も小さいから掴みづらくわかりづらい。
中はフリースのような暖かい素材になっていて、ハンドウオーマーとしても使える隠しポケットです。
単行本がギリギリ入るほどの大きさ。財布やスマホを入れたり、手袋を収納しておくには十分です。
左サイド内側には、大型のムービングポケットが配置されています。
単行本2冊ほどのサイズ感。かなり大きめです。
単行本2冊とランチパックを収納しても余裕アリアリです。
サコッシュもすっぽりと入ってしまいました。ペットボトルも入る大きさです。
こんなに大きなポケットがあっても使い道がイマイチよく分かりませんが、ついてないよりは良いと思います。
少ない荷物なら、手ぶらでお出かけもできそうです。
防風・ストレッチ・撥水性能
少しゆとりある設計と、素材はストレッチが効いているので自転車を漕いでも動きにくいことはありません。
風を受けても生地を貫通して中に入ってくる感じはなく、ジャケットの中は暖かかったです。
また、軽い撥水性能もあるので多少の雨も平気そうです。
フュージョンダウンフーディー / 着用感
身長177cm、ウエスト85cmの自分がLLサイズを着るとこんな感じ。
ちょっと身幅がゆったりめ。
別カラーのLサイズも着用しました。Lだとちょっとタイトな感じでしたが、両脇・胴・腕周りは少しゆとりがあるので動きにくいことはなし。
でもインナーに着こむことを考えればLLサイズでもよいかな? ということで購入。
首元は襟がしっかり立ち上がって、あごが隠れるくらいまで高さがあるほうが良かったなあ。
2021年モデルでは首回りが少し細身になり、寒気の侵入を軽減してくれるようになりました。
着てみた率直な感想は、軽い!!
Lサイズで約800gなので、このLLサイズでも1kg弱程度かと思います。
軽くて柔らかくふんわりしているので、着心地はいい感じ。
普段のお出かけや、通勤にも着て行ってます。多少ストレッチが効いているのか動きにくいことはなく、風も防いでくれて保温性もあります。
ポケットも豊富なので小物もたくさん持ち運べますし、内側の滑りもいいので脱ぎ着もスムーズです。
税込3,900円ならば、コスパは悪くはないと感じました。
フージョンダウンフーディー / 6つの残念点
前評判がかなり高かったダウンフーディ。お店でたまたま見つけて買いましたが、残念点も目立ちました。
全て個人的な感想ですが、次期モデルへの改善期待を込めて紹介していきます。
①ジッパーがやたら重くて噛みやすい
まず、フロント部分の止水式ジッパーの滑りがとても悪く、固いです。
ワークマンのジャケットは何着か使ってきましたが、ダントツで開閉しづらかったです。
エアロストレッチアルティメットフーデッドパーカーのACTIVEファスナーのように、スルスルっと開け閉めできるといいのですが。
普段通りにジッパーを上げようとすると、内側にあるガード部分を高確率で噛みます。
ジッパーをまっすぐ整えながら、噛ませないように気を付けつつ上げれば良いのですが、そもそもジッパーが固いので、正直イラっとすることもあります。
固いのはフロントだけでなく、サイドのポケットや隠しポケット部分も同様です。
もっともっと使っていけば馴染むのかな?
②隠しポケットが分かりづらく、掴みづらい
両サイド下部にある隠しポケット。
隠しポケットだから気づきにくいのかもしれませんが、目立たなさすぎます。
ここもジッパー式で、モノを落とさないような仕組みは良いんです。しかしジッパーの持ち手がめちゃくちゃ小さく掴みづらい。
せっかくハンドウオーマーとしても使えるのに、開けづらいなら意味がありません。
これならスナップボタン式でも良かったのかなと思います。
③ブラックアルミが蒸れるのでベンチレーションが欲しい
背中部分に施されたブラックアルミプリント。普段のシルバープリント見栄えがよりも良く保温性も高いのが特徴です。
自転車を漕いでいると、ポカポカ汗ばんできます。
しかし、このワークマンのアルミプリント全般に言えますが、とにかく蒸れます。
動くことを前提にしていないジャケットだからかもしれませんが、これで自転車通勤する人などもいるでしょう。
汗冷えを避けるためにも、ベンチレーションが数か所欲しいところです。
もしくは、アルミだけど透湿性を持たせるとか・・・作業着開発で培った、動きやすさと快適さの技術をもっと生かしてほしいなと感じます。
④リブが薄くて緩い
袖口に施された、風の侵入を防ぐリブ。これがあるのとないのとでは、大違いです。
が、これがかなり薄くて頼りない。すぐにゆるゆるになっていきそうです。
ここはもっと厚くしっかりとした作りだと良かったです。
⑤カラーリングが乏しい
ダウンプロジェクトは始動したばかりで実験的な開発というのがあるのかもしれません。
けど、3色しかカラーリングがないのは寂しいですね。
しかし2022年モデルでは、全8色展開となりました。
⑥とにかく売っていない・買えない
発売当時は実店舗でもオンラインストアでも完売が続き、購入が困難でした。
快進撃を続けるワークマンですが、誰でもいつでも買えるというのがウリだったはず。
ダウンに限らず、人気商品は発売と同時に買いに行かないと買えず。タイミングを逃せば、次回入荷は未定。そして高価格で転売されているという現状。
特にブラックカラーは売り切れが早いです。
作業着と同時にカジュアル路線も進むのであれば、やはり定番のブラックは外せないんじゃないでしょうか。
2022年現在では在庫も豊富になり、買いやすくなっています。
あとがき
今回は「REPAIR-TECH(R)(リペアテック)洗えるフュージョンダウンフーディー レビュー | 使って感じる6つの残念ポイントは? ワークマンの洗えるダウンは税込3,900円! 軽くて暖かい買って損ナシ??」について書いてきました。
税込3,900円という価格に、天然ダウンやリペアテックという機能性を踏まえると、値段以上のクオリティはあるんじゃないでしょうか。
2022年モデルでも新カラーを加えて再登場! 是非チェックしてみてください。
暑がりなのでダウンの出番が少ない、のざるでした。
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