どもっ! のざる( @camp_bata)です。
物事にはルールやマナーがあるのと同じで、キャンプにはキャンプのルールやキャンプのマナーがあります。
開放的なキャンプについつい心が緩みそうになりそうですが、ずっと緩みっぱなしではなく、大人としてしっかり締めるべきところは締めましょう。
子連れのファミリーキャンプならば、なおさら保護者として、親として、しっかりしておかないといけないと思います。
これからも楽しくキャンプを過ごす為に、体験談も交え、今一度初心に戻ってキャンプ場のマナーを振り返ってみたいと思います。
「これが正義だ!!絶対だ!!」なんていうつもりはなく、自分個人の主観でのお話です。
あくまでも参考程度に、「そういう考えもあるのね~」くらいで軽く読んでもらえると幸いです。
楽しく家族で過ごす為に、我が家が常に心がけている事
我が家は、2人の娘がいる4人家族。
キャンプに出撃の際は、子連れキャンパーとして常に心がけている事があります。
「他キャンパーさん達に迷惑をかけないようにする」
子連れに関係なく、当然と言われれば当然過ぎることです。
「迷惑かけないように過ごしてるに決まってるじゃん!!」って突っ込まれそうですが、自分では気づかずに、意外と他サイトに迷惑をかけていることがあったりするものです。
自分もキャンプを始めようと考えた時期、、雑誌やネットなどでキャンプの心得のようなことをいろいろ調べました。
今でも、他キャンパーさんに迷惑をかけないよう、常に注意を払っているつもりです。
なんて立派そうなことを言っていますが、思い返してみれば、ついつい気が緩んで迷惑をかけてしまったんじゃないかなあ・・・なんて感じることもしばしば。
キャンプ場のルールをよく理解し、マナーも大切にしつつ楽しくキャンプを過ごしたいものです。
キャンプにおけるルールとマナーをよく理解しよう
そもそも、マナーとルールの違いってなんなの? って、思うんです。
マナーとは
マナー【manner】とは、人と人との関わりにおいて、当然その場面でしかるべきとされる行儀・作法のことをいうそうです。
ルールのように厳格に決められているものではないものの、守らないと、その人の品格を疑われるような側面が強いですね。
最初は知らないことも多くあるので、最初は間違うこともあります。
間違っても次から正せばいいと思ってます。
【子連れcampの鉄則】
1.目を離さない
2.人様のサイトに入らせない
3.人様のテントや道具、車をベタベタ触らせない、ちゃんと止める。
4.親も楽しむのは当たり前だが、我を忘れて子供と共に堂々と人のサイトに入ってこない!!!!!
(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾— のざる (@camp_bata) 2018年7月16日
過去に夏キャンプで経験した内容で、いろんな方々から様々なコメントを頂きました。
これはルールよりも、マナーの問題かなと考えています。
ルールとは
ルール【rule】とは、規則、規定、きまりを意味するもの。
ルールは、その場において守らなければいけない決まり事ですね。
キャンプ場のルールは受付などで説明されますから、これはちゃんと守らないといけないですよね。
「ルールは破るためにある!!」と中二病的に言いがちですが、これは心の中でとどめておきましょう。
あんまりにも腹立たしかったので言わせて頂きたい。
向かいのグルキャン!
夜中まで騒いでんじゃねぇっ!
受付で21時以降は静かにって説明されたろっ!
せっかくの良いキャンプ場なのに大迷惑なんだよっ!
うち含め近くのサイトから多数クレーム入ってたろ!
管理人さんが謝る必要ないんだよっ!— のざる (@camp_bata) December 12, 2021
最近では、こんなこともありました。
こちらは、ルール破りですね。キャンプ場で明確に説明されているにも関わらず無視しているので、ダメなパターンかと。
こういう内容をツイートしていいものか悩みましたが、ふざけんなって憤慨した自分も気をつけるようにしないといかん! という思いも込めて発信しております。
トラブルになったり、なにか直接的な被害にあったわけでもありませんが、こういうことで嫌な思いをすることもあります。
夜眠れないなんて最悪ですよ。
自分が思う子連れキャンプでのマナー
キャンプには様々なマナーやルールが存在しています。
書き始めればキリがないですし、捉え方は人によって様々。
あくまでも個人的な意見ですが、自分が思う子連れキャンプでのマナーについて、いくつか挙げてみます。
- 他の区画(サイト)に入らないようにする
- キャンプ場は遊びの広場ではない
- 親は保護者であることを忘れない
とまあ、こんな感じ。
他の区画(サイト)に入らないようにする
フリーサイトにしろ区画サイトにしろ、その場所を借りている以上は、借りている方の敷地であると思っています。
区画サイトはロープなどで区切ってあるのでわかりやすいんですが、フリーサイトは境目が分かりづらいんです。
ですが、テントやタープの位置からなんとなく空間が分かるんじゃないでしょうか。
手の届く位置にテントやタープがあるのならばそれはサイト内だと思います。ちょっと面倒でも遠回りするようにするほうが無難です。
いくら子供とはいえ、堂々とサイトに入ってきたり走り回ったり抜け道に使ったりテントなどの道具を触りまくったりするのはマナー違反だと思っています。
鬼ごっこなどでの遊びに夢中になってしまうと、周囲が見えずつい他サイト内を走り抜けたりしてしまいがちです。
「1mmたりとも区画内に入るな!!」なんてシビアな事は言いませんし、多少の事ならばそんなに気にしません。
小さいお子さんがよく分からずににこにこしながらサイト内に入ってくる事もよくありますが、そういうことならば可愛いらしいものです。
キャンプで見知らぬ子供同士が仲良くなって遊んだりするのも、とてもいい事だと思います(うちの子達は超絶人見知りなので、そんな経験は残念ながらありません)。
ではなぜ、他サイト内に入らないように注意が必要なのか。
それはサイト内でトラブルが起きることを防ぐ為だと考えています。
例えば、
といった感じ。
お店のように監視カメラがあるわけではないので、いつ誰が何をしたのかはわかりませんし、相手によってはこちらに責任を問いただす人もいるそうです。
逆に考えてみてください。
もし自分の子供が人のサイト内で何かやってしまったら・・・
想像すると、親としては申し訳ないことこの上ありません。
ですので、自分の子供達はもちろん、グルキャン時の子供達みんなに、「他サイト内に入らないこと・車には絶対に近づかないようにすること」を徹底させています。
とはいえ、狭いキャンプ場もありますし、混雑していることもあります。
どうしても他サイトに立ち入る必要がある場合は、足元に注意し、人がいれば一声かけてから入らせるようにしています。
ちょっと徹底しすぎるかもしれませんが、そのくらいの気持ちでないと、もしトラブルが起きてしまったら誰にもいいことはありません。
キャンプ場は遊びの広場ではない
寒くなってくると焚火をする方々も多くなります。
以前、我が家がサイト内で焚き火をしていた時、隣サイトの子供達が焚火の横でサッカーを始めたんです。
それはさすがに危ないので、やんわりと注意して戻ってもらいました。
隣サイトの親御さん達はどうされているのかと見てみると、お酒を飲み酔っ払っていて、子供達の様子には目もくれていません。
もし、ボールが焚き火に当たって倒れて、我が家の誰かが火傷をしたり、何かに燃え移って火事になってしまったりしたら、取り返しのつかないことになります。
遊び広場のないキャンプ場だと、どうしても通路部分で遊びがちです。
ですが、キャンプ場内は遊びの広場ではありません。
ボール遊びやバトミントンなど遊びは様々ですが、専用の遊び広場以外ではやるべきではありません。
昔、我が家も場内の通路でちょっとボール遊びをしようとした事があります。
準備している時、既に遊んでいた別の家族がボールを他サイトの車に当ててしまってたんです。
小さい子向けの柔らかいボールのようでした。親御さんは平謝りしていて、当てられた方も怒る事無く、幸いにもトラブルにはなりませんでした。
それを見て以来、専用の遊び広場があるキャンプ場でなければボールなどの遊び道具を持っていかなくなりました。
持って行く遊び道具は、もっぱらテント内で遊ぶようなおもちゃやゲームなどばかりです。
ちなみに、暑くなると水鉄砲で遊ぶ子供も増えてきます。
サイト付近でガンガン打ちまくる子も見かけます。楽しいのはわかりますが、これもやめてもらいたいものです。
最近の水鉄砲は、威力も増しているので距離も飛びます。
自分は濡れたくないです。道具やテントも濡らされたくないです。
水遊びは、水遊び場や川でやってください。
子供のやったことだから・・・と笑って済ませられることばかりではありません。
ボールや水鉄砲などは専用の広場で遊びましょう。それがなければ、なにか別の事で遊びましょう。
テント内で遊べるカードゲームやドンジャラなんかも、かなり盛り上がりますよ。
親は保護者であることを忘れない
子供と一緒になって、楽しく過ごすキャンプはとてもいいものです。
普段は思い切り遊べないお父さんお母さんも、ついつい童心に戻って子供達と鬼ごっこやボール遊びを一生懸命やっています。
ですが、前述のようにキャンプ場内は遊びの広場ではありません。
親が子供と一緒にはしゃぎすぎて、他のサイト内に入り込んだりすることではありません。
お酒を飲みすぎてはしゃぎすぎたり、夜中まで大声で話したりするものでもありません。
子供達には「夜だから静かにしなさい!!」なんて言いながら、お酒を片手に大声でしゃべりまくるお父さんを見かけることもあります。
もう、なにから突っ込んでいいのかわかりません。
大人同士でお酒を飲み楽しく会話するのもいいんですが、その前に保護者であることを忘れないでもらいたいんです。
家族一緒になってキャンプを楽しむことも大切です。
しかし、「子供達を危険から守る・他のサイトに迷惑をかけないように子供達にルールやマナーを教える立場である」ということを忘れないようにしないといけません。
あたりまえだけど、ルールは守るべき
マナーは知らないことも多くあるでしょうが、ルールは違います。
自分が言うまでもなく、ほぼ100%の人がおっしゃっていることですが「キャンプ場では決められているルールを守る」ということが絶対です。
キャンプ場のルールを理解しよう
チェックインすると、受付で利用についての説明を受けます。
つまりはキャンプ場のルールですね。
はい、ここ重要です。
キャンプ場にはキャンプ場のルールがあります。
主には、場内の設備利用方法や、ゴミ出しについて、サイトの使い方、立ち入り禁止区域などなどで、このルールはきちんと理解して守りましょう。
守ったうえで、各々が思う自由なキャンプを楽しみましょう。
言うまでもなく99.9%の人が守っていると思いますが、残り0.1%の方々が守らないせいで大迷惑をこうむります。
キャンプは自由=なんでもOKではない
「キャンプは自由だぜ~サイコ~!!」という気持ちは全く否定しませんが、あくまでもルールを守ったうえでの自由が認められている場所だと思ってます。
ソロキャンプだろうと、ファミリーだろうと、キャンプの過ごし方は多種多様ですし、何をして過ごすのも自由です。
例えば、「22時以降はたき火を消して静かに過ごしてください」というルールがあるとします。
別に「さっさと寝ろ! 黙れ!」って修学旅行のような状態ってわけじゃないんですけど、いわゆるランタンの灯りを消して静かに過ごす、「クワイエットタイム」というものですね。
とはいえ、多少のランタンの灯りくらいなら許容範囲です。暗めのランタンをつけてのんびり過ごされる人もいますしね。
個人的には、23時くらいまでなら、声のトーンを落としつつ周囲に気を使いながらお話しているくらいなら気にはしません。ファミリー向けのキャンプ場なら、子供の声が聞こえたりもしますし、突然夜泣きしちゃう子もいます。
キャンプ場で、家族や友人と飲みながら、のんびりと語り合う。
そういうのも、いわゆるキャンプの醍醐味でしょう。
キャンプの醍醐味は人それぞれです。
しかし、ルールを破り、夜中まで大声で騒ぐのはキャンプの醍醐味とは言わないんじゃないでしょうか。
深夜まで語り合う。確かにキャンプの醍醐味でしょう。
否定しませんが、あくまでもルールを守ってこその自由なキャンプだと思うので、そこははき違えないようにしたいものです。
キャンプ場でどのように過ごすかは自由です。
ですが、「自由=なんでもいい」というわけではありません。
ルールやマナーを守った上で自由に過ごす事が成り立つんだと思います。
もし注意する場合は、怒るのではなく諭すように優しく注意しましょう。
ただ大人同士だとトラブルになる場合もあるので、周囲にマナーが悪い人がいたら、直接注意しにいくのではなく管理人さんにお願いしてやんわりと注意してもらうのがよいと思います。
あとがき
賛否両論あるかとは思いますが、あくまでも自分が思うマナーや気をつけたいことの紹介でした。
それ以外にもいろんなマナーやルールがありますし、キャンプ場によってルールは様々あります。
チェックインやチェックアウトの時間、ゴミ処理方法、直火禁止などなど・・・そういったものは守って当然なので事前にキャンプ場にしっかりと確認しておきましょう。
みんなが穏やかに過ごせるキャンプが、いちばんいいですよね。