家族と使える超軽量焚き火台を知っていますか?

【Jackery(ジャクリ) ポータブル電源700】ファミキャンにおすすめのコンパクト電源を外観から仕様まで徹底レビュー

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こんにちは、のざる【】です!!

本ブログにお越しいただきありがとうございます。

我が家はインドア派ですがキャンプに行きます。キャンプに行きますけど、スマホはもちろんゲーム機や扇風機や電気毛布など様々な電化製品を持ち込んでおります。

当然モバイルバッテリーのみでは充電が足りませんし、夏場なら暑さ対策に扇風機、冬場なら寒さ対策に電気毛布やホットカーペットが必須です。

その為、キャンプ場は電源付サイトを選んでいます。

のざ妻
のざ妻

電源サイトって予約が取りづらいよね・・・。

電源サイトはとても便利ですが、考えることはみなさん同じで人気があります。特に土日は予約が取りづらいし、別途料金が発生する場合もあります。

のざる
のざる

ポータブル電源があればいいんじゃない??

今やキャンパーさんには大人気のポータブル電源。これがあれば電源サイトを選ばずともよさそう。

ただし、ポータブル電源は決して安くはありません。お手頃価格のものもありますが容量が少ないので、4人家族で使うには物足りず。

そんな悩める我が家に、ついにポータブル電源がやってきました。

Jackery(ジャクリ) ポータブル電源700

スマホの充電はもちろん、扇風機・サーキュレーター・電気毛布などで使える大容量ポータブル電源。

今回は『Jackery(ジャクリ) ポータブル電源700』をレビューします。

「株式会社Jackery Japan」様より商品提供を頂いております。
内容はあくまでも個人の感想です。
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Jackery(ジャクリ) ポータブル電源700

 Jackery(ジャクリ)社とは

アメリカのカルフォニア州フリーモントに拠点とする、ポータブル電源などを取り扱う会社。2019年3月には米国HONDAと共同開発したポータブル電源の販売を開始。また、2019年9月には「株式会社Jackery Japan」を立ち上げ、正式に日本で事業展開を開始。さらに2019年10月には株式会社JVCケンウッドと提携した「Jackery Tuned by JVC」ポータブル電源を開発・販売開始するなど、実績を積み重ねてきた信頼あるブランドです。

Jackery ポータブル電源シリーズはAmazon ポータブル電源・蓄電池の売れ筋ランキングにおいても常に上位に入るなど注目を浴びているブランド。

今回紹介するJackery ポータブル電源 700は、700Wh/194,400mAhという1泊2日のファミリーキャンプで使える大容量のポータブル電源です。

ではその仕様を徹底的にレポートしていきます。

ポータブル電源 700 開封

到着したダンボールにはJackeryのロゴが入っています。単行本コミックと比べるとかなりの大きさ。

もっとコンパクトなものを想像していたので、少々驚きました。

ダンボールを開封すると、ダンボールと同サイズの化粧箱が入っています。化粧箱にはしっかりした持ち手もついています。

パッケージ正面

パッケージ裏側

パッケージ側面(各部名称)

パッケージ側面(仕様)

開封すると、厚みのあるクッション材につつまれた付属品が収納されたケースが登場。

ケース下には説明書などの書類。

クッション材の下に本体登場

クッション材は、かなり厚みがありしっかりしている

クッション材を取り除き、ようやく本体のおでましです。とりだしてみると、パッケージの大きさよりはコンパクト。

特に意味はありませんが、お気に入りの「海洋堂 リボルテックダンボー」と記念撮影してみました。

では、続いてディテールをチェックしていきます。

ポータブル電源 700 ディテール

本体を各方面から確認

正面

側面:熱を排気するスリット

側面:熱を排気するスリット

フラットな上面

背面

仕様など記載のある底面

スクエア型の形状。ブラックカラーの本体にオレンジの文字やデザイン。尖った部分はなく、全体的にシンプルなデザインです。

折りたたみ可能で持ちやすいハンドル

上面には折りたたみ可能なハンドルもついています。

折りたためることで上面がフラットになり、よりスッキリとした印象があります。また、積み重ねる事もできるので車への積載もしやすくなります。

ハンドルを起こした状態はこんな感じ↓↓

ハンドル部分には滑り止めがついていて、非常に握りやすくなっているのも高ポイントです。

本体の重さは約6㎏ですが、素手でもしっかりとグリップでき、持ちにくいことはありません。

床やテーブルを傷つけにくい脚

底面にはラバー素材の足が設置済み。

自宅で使う際にも床やテーブルを傷つけにくく、なおかつとてもグリップが効いて滑りにくくなっています。また本体も地面にベタっとつかずに少し浮いているので、底面が少し汚れにくくもなっています。

肌触りの良い質感

本体外装は少しザラッとしていますが、肌触りの良いマットな質感です。

また、角は尖っておらず斜めに丸くなっているので、うっかり手や足をぶつけても痛くならなそうですね。

小さなお子さんがいても安心です。

ポータブル電源 700 サイズ感

配送のダンボール・化粧箱ともにそこそこ大きめだった『ポータブル電源 700』ですが、本体のサイズは約)30×20×19.1cmと、思いのほかコンパクトです。

ケースつきですが、9.7インチのipad(約24×16㎝)を並べてみました。本体はスッポリと隠れてしまいます。

続いて、500mlのペットボトルと、ニンテンドースイッチとの比較です。並べてみると、ポータブル電源本体のコンパクトさがわかるかと思います。

ポータブル電源 700 付属品

Jackery 『ポータブル電源 700』の付属品は以下の通りです。

  • 本体
  • ACアダプタ
  • 車載用シガーソケット
  • ケーブル収納ポーチ
  • 説明書・保証書

付属品をまとめてポーチに収納するとこんな感じ。別途収納袋を用意しなくてもいいので助かります。

ではそれぞれを詳しく見ていきます。

ケーブル収納ポーチ

付属品を収納できるポーチがついています。ロゴもなにもない、真っ黒なポーチ。

ペラペラではありませんが、クッション性は高くもなくいたって普通のポーチです。

説明書・保証書

今回送られてきたモノでは、説明書のほかに保証書がついていました。保証期間は24ヶ月あります。説明書は公式サイトでダウンロードも可能ですが、保証書は忘れずに保管しておきましょう。

ジッパーつきの透明な袋にひとまとめにして収納ポーチにいれておくと紛失しづらくなるかと。

ACアダプター/車載用シガーソケット

本体を充電するACアダプターのほかに、車載用シガーソケットもついています。

もし自宅で充電を忘れても、キャンプに向かう道中で多少充電ができます。フル充電は難しそうですが・・・。また、普段のお出かけの際に常につないで充電しておくというのもアリかもしれませんね。

残念ながら本体を収納するケースは付属しておりません。別売りで専用のケースは販売していますが、240/400サイズ用のみとなっています。

700サイズ用もあればいいのに・・・。

では、続いて仕様を確認します。

ポータブル電源 700 仕様

品番
タイプ
リチウムイオン電池
容量
700Wh(3.2Ah/22.02V)
定格出力 500W
瞬間最大出力 1000W
AC出力 2口 : 100V/5A 60Hz*2
(合計500W)
DC出力 2口 : 12V/7A
シガーソケット 1口 : 12V/10A
USB出力 3口 : 5V/2.4A
(最大30W)
DC入力
1口 : 25.2V/3.5A(12-30V対応)
使用回数
500回
保管温度 -10℃~45℃
充電温度 0℃~40℃
動作温度 -10℃~40℃
サイズ
約)30×20×19.1cm
重量 約)6.3kg
保証期間 24ヶ月
認定資格 PSE・FCC・RoHS・UN38.3
テクニカルサポート 期限なし
シガーソケット+DC出力×2は合計で120wとなっています。
のざ長女
のざ長女

PSEってなんなの??

 PSEとは

国の「電気用品安全法」という法律で定められた規格を守っている電気製品に表示することが義務づけられているマーク。PSEマークを表示するには、数々の技術基準をクリアし、何百項目にもおよぶ適性テストを受けたということを証明しなければなりません。

のざる
のざる

つまり、国が指定する安全基準を満たした商品ってことですね。なので、安心して使うことができるんです。

ポータブル電源 700 対応機器について

説明に記載されている内容はあくまでも目安です。使用環境や機器によって使用回数は異なります。

おおよその目安は公式サイトにある「稼働時間シミュレーター」でも確認できますので参考にしてみてください。

ポータブル電源 700 注意事項

どんな電化製品でも注意事項はありますので、よく読んでからお使いください。キャンプの場合は夏冬に使うことが特に多くなりそうです。高温になる場所(夏場の炎天下の直射日光や、冬場のストーブの側など)での使用・設置には十分に注意してください。

ポータブル電源 700 価格

税込79,800円

2020年1月時点でのAmazon販売価格です
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Jackery(ジャクリ) ポータブル電源700 使用感

本体正面には、モニターのほかに様々な差込口が設置されています。

開封時のバッテリー残量38%

モニターはリアルタイムで入力・出力の数値やバッテリー残量が表示。ひと目でわかるようになっています。また、モニター横のDISPLAYボタンを押下すると10秒程度バックライトが点灯する仕様なので、夜でも見やすい作り。

給電用の各スイッチ(AC・USB・DC)を押下すると、各スイッチ横のライトが緑色に点灯します。これで給電開始です。ケーブルを挿しただけでは給電は開始されません。

ACボタンを押した時のみ、一瞬だけファンが回る音がします。

また、以前の仕様ではボタンを押すと操作音があったようですが、今回のモノは操作音が無音になっていました。要望があり、改善したようです。

電子機器への給電(出力)について

当たり前ですが、消費電力が500Wを超えるものは使用できません
USBで充電してみる

まずはUSBを使いipadを充電してみます。USBケーブルを挿し、USBボタンを押すと出力がスタートします。この時点では、わずか7wの出力です。

続いてはニンテンドースイッチを充電。上面がフラットになっているので、充電台としても使えるのが便利でいいですね。

USBポートは3つあります。もちろん同時に充電する事が可能です。

USBとACの同時充電が可能

USBとACが同時に出力可能となっています。USB出力とAC出力を併用しビデオカメラも同時に充電してみました。さすがに3台同時に充電すると出力はあがりますが、それでも消費電力は24w。まだまだ余裕です。

パススルー充電に対応
説明書の「よくある質問」に記載がありましたが、本体を充電しながら電源を供給できるパススルー充電に対応しています。

モニターではINPUT(本体の充電)とOUTPUT(給電)両方の出力が表示されています。これがパススルー充電をしている状態です。

この時、INPUTは81w、OUTPUTは17wとなっています。ipadのみを充電した際は7wだったので、10w出力があがっています。おそらくはパススルー充電をしている為、一時的に出力が上昇しているものと思われます。

こういったこともあってか、公式にもバッテリーを長持ちさせたいのであればパススルー充電は控えたほうがよいとのことです。

夏キャンプの必需品、サーキュレーターを回してみる

夏場のキャンプには欠かせないサーキュレーター。次はこちらを動かしてみます。

我が家のサーキュレーターは、風力が4段階、左右自動首振り機能と360°の首振り機能がついています。最大風力の場合40Wと記載がありました。

結論:サーキュレーターの威力は衰えることなく動く

各風力の消費電力は以下の通りになりました。


風力1:首振りなし


風力2:首振りなし


風力3:首振りなし


風力4:首振りなし

風力4:左右首振り+360°回転

 

最大風力+左右首振り+360°回転で可動しても46Wの消費電力です。約15時間程度動く計算になります。

夏場のテント内の空気循環はとても大切です。1泊2日のキャンプであれば十分に使えるかと思います。

 注意

サーキュレーターの電源をOFFにしてもポータブル電源からの給電は続く為、わずかながらも電気が出力されます。いわゆる待機電力です。サーキュレーターなどの電気機器を使わない場合は、ポータブル電源の各スイッチをOFFにすることで給電をストップさせると電気を節約する事ができます。

冬キャンプの必需品、電気毛布を使用してみる

冬キャンプでは必須の電気毛布。こちらもどの位使えるのか試してみることにしました。

撮影時は毛布を畳んでいますが、通電時は毛布をきちんと広げています。

我が家の電気毛布は、1枚あたり約40Wの消費電力。安物だからか、細かい消費電力の記載がありませんでした。

事前に布団を温めるため、バッテリー残量100%の状態で2枚接続して使用します。この時の消費電力は84wでした。

およそ1時間40分後、バッテリー残量は15%マイナスの85%まで減っていました。電気毛布は温まったせいか、出力は2枚で69wと少なくなっています。

使用環境にもよるとは思いますが、この場合だと1時間で約8%程度消費する計算。2枚で12時間は使用できるはずです。我が家は3枚持っているので、3枚使用した場合は7~8時間程度の可動時間になるかと思われます。

本体の充電について

家庭用のコンセントから充電できる『Jackery ポータブル電源 700』。

100%になるまでの時間を計測してみました。

INPUTにケーブルを挿入すると青色のランプが点灯します。

充電開始時のバッテリー残量は38%。1月、冬場の室温13℃の部屋での実測値です。

バッテリー残量 かかった時間
38% 0分
47% 約1時間
57% 約2時間
81% 約4時間40分
90% 約5時間30分
99% 約6時間30分
100% 約7時間

 

結果は、62%充電するのにおよそ7時間、1時間に約9%(約77w)の充電という結果でした。

ただし、99%から100%になるのに約30分かかっています。単純計算では30分に4%充電されるはずなんですが・・・

99%

100%

モニターをよくよく見てみると、99%充電時のINPUTの電圧が16wになっています。

計測の間、INPUTの電圧がほぼ81wで固定されていました。90%時点での電圧も81wです。

おそらく無駄に充電しないすることを避けるため、100%に近づくにつれ電圧が下がっていく仕様なんだと思います。

結果として、家庭用コンセントを使って約10時間かければフル充電できることがわかりました。

また、充電中は本体は発熱しませんがACアダプターが少し熱くなります。触れないほど熱いわけではありませんが、長時間の充電の際は設置場所には注意し熱がこもらないようにする必要があります。

 補足

長期に使わない場合は、2~3ヶ月に1回60~80%程度の充電を行うことが推奨されています。万が一の時にいつでも使えるよう、充電しておきましょう。

充電時間はあくまでも目安です。環境によって充電時間は異なる場合があります。

Jackery ポータブル電源 ちょっと気になるところ

大きさ・見た目・使い勝手・質感など、総じて満足なポータブル電源ではありましたが、気になる点がないわけではありません。

カラーバリエーションを増やしてほしい

同じことを思われている方も多いようですが、やはりカラーリングのバリエーションが欲しい。

昨今のポータブル電源はタンやオリーブなどちょっとお洒落でアウトドア向けなデザインが多く発売されています。個人的にはこのシックで無骨な感じも悪くありませんが、デザインとカラーリングのバリエーションが増えれば女性キャンパーさんにも人気がでるかもしれませんよね。

この声が多くなれば、バリエーションが増えるかもしれません。

ファン音がそこそこ大きめ

電気毛布2枚を使用していた際、2~30分に1回程度排熱処理の為かファンが回り始めました。キャンプ時お隣さんまで聞こえる事はなさそうですが、自宅での静かな寝室では結構気になる音です。

DCにはカバーが欲しい

DC出力はかなり大きいので、ホコリがたまりやすそうです。こういった部分にはカバーが標準で設置してあると嬉しいかと。

Jackery ポータブル電源シリーズを紹介

Jackery ポータブル電源 400

Jackery ポータブル電源 240

Jackery ポータブル電源 1000

Jackeryから発売されているモデルの中では『Jackery ポータブル電源 1000』が最大サイズです。

その他にも「Jackery ポータブル電源 240」と「Jackery ポータブル電源 400」の2モデルが発売されています。

「Jackery ポータブル電源 240」は1泊2日のソロキャンプ向け、「Jackery ポータブル電源 400」は1泊2日のデュオキャンプ向け、「Jackery ポータブル電源 1000」は大大容量モデルです。

気になる方は、こちらのモデルもチェックしてみてくださいね。

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あとがき

ちょっと気になる点はあるものの、総じるとJackery 『ポータブル電源 700』は大容量で使いやすい、なにかと便利なポータブル電源と感じました。

電源サイトが予約できずにあきらめていたキャンプも、これがあればキャンプの回数を増やすこともできるかもしれません。大容量ながらもコンパクト。スクエアな形状はスタッキングもでき、操作性や液晶表示も文句ありません。

キャンプで使う目的ですが、長期の停電時の非常用電源としての備えにもいいと思います。

ただ、ソロやデュオならば2泊3日のキャンプでも足りそうですが、用途によっては家族4人のファミキャンだと1泊2日が限度かも。2台用意するか、別売の充電用のソーラーパネルをで日中充電するかといったところでしょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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